課外活動とは授業以外でやっている活動すべてのことです!部活(これも入るんです)、委員会、小さい頃からやっている習い事、趣味で書き続けている物語、ボランティア活動、なんでも課外活動に含まれます!筆者は中学の頃遊戯王の大会で勝ち抜いていたりしたのですが、遊戯王は課外活動に入るのですか?とNew York University Abu DhabiのOutreach Officerに聞いてみたところ、”Seriously, 結果が出ているならそれは課外活動に入るよ!”とのことでした。アドミッションオフィサーは自身が触れたことのない課外活動の良し悪しを判断できないが、目に見える結果が出ていれば客観的に評価できるというところなのだと思います。
さて、日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、この課外活動は海外大学受験においてとても重要な評価対象になってきます。ただ、全てはCommon ApplicationのActivity欄に埋めるだけという自己申告制であり、海外らしいと言えるでしょう。(もちろんそれだけでなくエッセイのネタにしたりすることも充分可能です。)以下に並べたような質問について最大10個の活動に関して答えることができ、何か受賞したものがあればHonorsという欄にも記入することができます。
・何年生のとき、年に何時間、週に何時間取り組んだのか ・international/community/schoolのうちどれくらいの規模での活動なのか ・自分はその中でどのような役割を持っていたのか(部長、副部長、劇だったら主役、ボランティア員etc.) ・どのような活動なのかの短い説明/そこで得た賞など(賞に関してはhonorsという実績を書く欄でも書けます)
さらに、学校によってはエッセイの課題の一つとして心に残った課外活動を説明せよというものもあります。また、common application を使っていない学校でも課外活動の記録を書いてほしいという所もあります。
参考資料
とはいえ、課外活動というものに今まで馴染みがなかった人は、そもそも何からとりかかればいいのか迷ってしまうと思います。・・・そういう時は、とりあえずやってみちゃいましょう!いいなと思えないものでもやってみると案外楽しいこともありますし、何より、そこで触れる新しい人達からまた新しい課外活動について知る事ができるのです。もしくは先生や周りの大人に相談してみることもいいでしょう。新しい視点をもらえたり、知らなかった活動も紹介してもらえたりするはずです。
以下にいくつか取っ掛かりとして課外活動の例を紹介しておくので、これらを参考に各自リサーチをしてみてください。
・学校の部活動
・サマーキャンプ
H-lab、GAKKO、サイエンスキャンプ
・ボランティア
地域のボランティアセンター、Teen for 3.11、Youth United
・各種大会
模擬国連、WSC、英語ディベート、◯◯オリンピック系、GEC、ストックリーグ
・長期休暇中の留学
千葉市の派遣、東進の留学プログラム
課外活動に取り組むにあたってどのような考え方があるのか、そのうちのいくつか代表的なものを見てみましょう。課外活動を通し様々な価値観に触れていくうちにみなさんそれぞれの考え方が固まってくるはずです。
大学にとって生徒を受け入れるプロセスは一種の投資です。なので、大学側もちゃんと自分の学校にメリットをもたらしてくれると思う人を選びたいと思います。受験生の立場からこのことを見てみると、課外活動というのは今までの実績を示すことで大学側に自分がどういうことができるのかを示す部分だと言えるでしょう。そして、それとともに、自分がどういうことに打ち込む人間なのかを知ってもらい、趣味や興味、得意なことをアピールできる部分でもあります。
しかし、ここで一番大事なことは海外受験のための課外活動はしないということです。
何よりも大切なのは自分のやりたいことをやるということです!無理に嫌いなことをやっても、得意だからってだけであまり力を入れずに活動するとそれはもう毎年何千通も何万通もアプリケーションをみてきている大学側にはわかってしまいます。海外に行くために課外活動をする。きっかけはそれでもいいです。でも、そこから進歩しないと自分にとってもいいとは言えないし、アプリケーション的に考えてもよくありません。また、先輩がやっていたからこの活動をしなくちゃいけないということもありません。何よりも、自分の好きな活動をとことんやる、そこでちゃんとがんばった、自分が成長できた、そういうことが自分のためにもアプリケーションのためにもなります。
課外活動のバランスの取り方は人によって様々です。でも、とことんやった!といえるものが一つはあるといいでしょう。あれもこれもやったけど全部なんとなく、というのは自分にとっても残るものが減ってしまうと同時に大学側にもおいしく映りません。
ただ数を増やすことだけを目的にやるのではなく、そこから自分の興味や視野を広げるように頑張っ てみるのがいいです。それぞれの活動をそれのみで完結させてはいけません。結局数を増やすことだけを目的にやってしまうと単発で途切れ途切れになってしまい、 何も面白くない上にそれはアプリケーションにもにじみ出ます。一つの普通の活動がすごく楽しいものの発見に つながったり、もっと大きい活動のきっかけになったりします。そうしていくうちにアプリケーション内外ともに人間的な深みが出てくるはずです。
A君の場合
海外受験が一般的ではない学校では課外活動も一般的ではないでしょうし、もしかしたらすごく煽られるかもしれないけど、とにかく頑張ってください。実際、僕自身も優秀賞という目に見える結果が出るまでは自分のやっていることが正しいっていう保証が何もなくて険しかったし、やったからといって成功するとは限らないけど、とにかくやらなければ成功はしえないということです。それともう一つ注意は、同級生が煽ってくるからって彼らが悪いんだって決め付けないことです。こんな何百人という小さな社会ごときで周りに受け入れられてもらえなくて、将来もっと70億という社会に出た時に何ができるというのでしょうか?いくら主張してもそれが受け入れられなければ意味がありません。自分の目的が何なのか、ただ主張することなのか、それともその主張を受け入れてもらい周りを変えることなのか考えて、その目的にベストな行動を取るべきです。
もしくは、何も無いところから自分でつかみにいくという貴重な経験ができるんだと考えてみてください。環境を最大限利用した人には、例え目に見える結果が周りに劣っていたとしても、何かオーラ的なものがあるんです!そういうことにしましょう!まあ、もちろん目に見える結果はがんがん狙いにいってください。
Bさんの場合
課外活動に取り組むにあたって、私は一度親ともめたことがあります。私の学校は日本では比較的海外に行っている生徒の多い学校で親も先輩の実績をみてきただけに、私に先輩方の多くがやっていた活動をやればと強く勧めました。だから試しにやってみたものの、自分には合わないなと直感的に感じやめようと思いました。しかし、私が海外に行きたいと知っていた親には反対され一度は説得したものの、それ以降もその活動をやらないことに関して渋い顔をされたのを今でも覚えています。
活動としては部活では主に演劇部(中1〜高1)、英語ディベート(中2〜高3)をやっていました。演劇部は部長などはやらなかっものの、最後の劇で偶然主役をやっていたのでそれを部活のなかの役割としてCommon Applicationの役割の欄に記載しました。ディベート部では部長をつとめたので、それを記載しました。演劇部に関してはWilliamsのsupplementに、ディベート部に関しては先生の推薦状の中で、そして外部の推薦状(これはアーリーアプリケーションには間に合わずでしたが)に書いてもらいました。
ボランティアとしては地元のボランティアセンターで見つけた活動を夏休みにしました。高校1年の時に保育園で4日間、高校2年の時に知的障害をもった子供たちとともに遠足にいったり料理をしたりしました。他の活動としては学校の委員会を中高、合唱コンクール委員(中3)、エッセイコンテスト、学校の中国語講座一年間、学校のプログラムにあった海外の研修などに参加していました。スクールリポートの方でたまたま図書委員会のときにお世話になった図書の先生が書く材料をスクールリポート担当の先生に伝えていただけたことで、その部分で他のアプリケーションと違う自分の部分がかけたことは思いがけない幸運でした。
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