Q.安部さんはコミュニティーカレッジに通っていたんですね!どうしてコミュニティーカレッジに通うようになったんですか?
A.自分は親の仕事の都合で、高校時代アメリカに在住していて、向こうの高校に通っていました。高校卒業後は、推薦により日本の大学が決まっていたのですが、アメリカの高校の卒業式は六月、その時にはもう既に日本では大学一年が始まってしまっているということで、自分はアメリカで高校を卒業してから学年を一つ下げて日本の大学に入学することになりました。つまり夏に高校を卒業してから大学入学までの約半年間、私はどこの学校にも所属していないことになってしまうので、親が地元のコミュニティーカレッジに通うことを勧めてきました。
コミュニティーカレッジに通おうと思った理由は、今思い返すと割と漠然としていましたね。アメリカの大学生活というものを経験してみたかった、大学入学までに英語の力を落としたくなかった、知人からの情報で純粋にコミュニティーカレッジという存在に興味があった、などです。たった半年間の経験でしたが本当に貴重な経験でした。
Q.私たちがコミュニティーカレッジについて聞くことは、少ないと思います……。コミュニティーカレッジって、どんな場所なんですか?
A.私の通っていた大学は、アメリカのウェストチェスターという地区にある、ニューヨーク州にも認められている大学でした。通学方法は人それぞれでしたが、日本のように電車が近くを通っている便利な地区というよりは、少し田舎の方にある大学だったのでみんな地元のバスを使ったり、車を運転してきたりしていましたね。アメリカは十六歳から運転免許がとれるため、友達の車や自分の車で通学している人が多かったかな。私は高校卒業と同時に運転免許をとったので、運転の練習も兼ねて、毎日家の車で大学まで通っていました。
アメリカの大学は、自分の好きなことを好きなように専攻できるため、日本の大学より自由な感じがしました。入ってみて途中で専攻を変えることも簡単にできてしまうのがアメリカの大学です(笑)。このウェストチェスターの大学でも色々な専攻があり、私の通うキャンパスでは語学はもちろん、ファッションアート、音楽など学ぼうと思うと本当に様々なことを学ぶことができました。
私は英語を専攻していたので、各学期の始めに英語のレベル分け試験のようなものをうけ、その結果を元に自分のとりたい授業をレベル別に選んでいきます。そのシステムは日本の大学と同じような感じですね。私は週に三日、午前中に文法のクラスをとり、二日間はスピーキング、午後にはまた別の会話のクラスをとったりしていました。私は一学期分しか通っていなかったのですが、友達は各学期違ったクラスをとっていて、様々な方法で英語を学べて楽しいと言っていました。
Q.なるほどー。けっこう自由なんですね。勉強だけじゃなくて、ソーシャルのほうはどんな感じなんですか?
A.アメリカで生活していたとはいえ、自分の納得のいく英語力を持っていた訳ではなかったので、最初は大学で友達ができるかどうか不安でした(笑)。ところが大学初日、クラスに入ってみると、教室内には他の国から英語を学びにアメリカにきたような人たちがたくさんいて、皆自分と同じように不安を抱えていました。アメリカは貧富の差が激しいため、大学にいける生徒は本当に学びたいと思っている人たちばかり。アメリカの大学で生活してみて、皆の勉強に対する積極的な様子に刺激をうけた気持ちは今でも覚えていますね。日本の大学と異なり、わからないことは積極的に質問責めするし、宿題もきちんとやってくるし、携帯など絶対にいじらない。同じ国出身の友達がいても、大学内では一生懸命に英語で会話をしていたのには驚きました。みんな少しでも多く英語を使いたがっていたため、友達にもどんどんと話しかけていってくれたお陰で、私も意外に簡単に友達もできました。そのような素晴らしい周りの友達に影響されて、英語を勉強できたことに感謝していますね。
この大学でできた友達は、みな出身国が違っても、似たような目標を持っていたため、自然とすごく仲良くなっていけて、今でも頻繁に連絡をとっています。コミュニティーカレッジに通ったお陰でそのような友達も作ることができ、素晴らしい環境で勉強ができ、本当によい経験ができたと心の底から感じています。
何事もやはり経験が必要です。少しでも興味のあることには、多少不安があっても飛び込んで経験してみるべき。その経験からまたさらに新しく感じることで今後の自分につながっていくことが、きっとあると思います!
Q.なるほどなるほど。コミュニティーカレッジというのも面白い選択肢なんですね!安部さん、ありがとうございました!
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