大学選びの際に必ず考慮しなければいけないもの。それはなんといっても学費や滞在費でしょう。イギリスの大学を選ぶメリットの一つは学費が他の国の大学と比べて安いことにあるでしょう。イギリスの大学は国立で、国から助成金を受けているため、留学生も手ごろな価格で進学できます。
学費と生活費の合計が安め(ほとんどの大学の場合年間200~250万円)なため、イギリスにはアメリカの大学にあるような「ファイナンシャルエイド」という考え方はなく、わざわざ全ての学生の親の支払い能力を考慮するようなことはしません。学費は基本自己負担(Private Finance)です。「自己負担」と聞くと気が重くなるかもしれませんが、イギリスの場合はアメリカの一流私立大学と比較した場合でも学費は安く固定されています。
学費は自己負担が原則です。日本人に対して学費の全額や大部分を負担してくれる制度はあまりないです。ただし、留学生(International Students)へ年間数千ポンドを支給する(学費の10%から50%にあたります)「プチ奨学金」制度を備えている大学は多いです。
イギリスの各大学が独自に設けている「プチ奨学金制度」には以下のようなものがあります。
• University of Edinburghの場合①。
大学を受験した海外生に2000ポンド給付されます。三月下旬に締め切があり、受験とは別に行わなければいけませんが、もらえればお得です。
• University of Edinburghの場合②。
数学科を受験した生徒に1000ポンド支給されます。これも応募は受験と別に行います。
• University of Sheffieldの場合。
大学を受験したIB生に関しては合格通知後に、大学側から奨学金の募集要項が送られてきます。受験とは別に自分で出願し、倍率も高いですが、受かれば半額負担(7000ポンド)をしてくれるので、親の負担はだいぶ減ります。
上に書いたものはほんの一例です。大学が主催する奨学金の探し方を教えましょう。根気よくネットで探せば情報は見つかります。
大学のホームページを見て、お金に関する色々な情報を集めましょう!ここでは、一例としてエジンバラ大学の奨学金に応募したいと思った生徒がどのようにその情報を集めればいいかを紹介します。
1. まず大学のホームページに行こう(ここでは2014年7月1日現在のエジンバラ大学のホームページを使って説明します)。海外大学のホームページはとても派手なので戸惑うかもしれません。まずは落ち着いてページの全体を見ましょう。
2. 必要な情報は「奨学金(Scholarship)」ですが、まずは「InternationalにあるInternational Students(海外留学生)」の項目を見ましょう。授業費、生活費、奨学金関係は大方このページに載っています。
3. International Studentsのページには受験生に必要な情報が項目ごとに載っています。その中から「Fees and Finance(授業費・留学資金)」と書いてある項目を見つけましょう。
4. 「Fees and Finance」のページにはいると、上から「Tuition Fees(授業費)」「Living Costs(生活費)」「Banking(銀行業務)」とあって、「Scholarships for Undergraduate(大学生への奨学金)」があります。そこをクリックしてみましょう。
5. 海外留学生が応募可能な奨学金のリストがあります。一つ一つの応募条件を丁寧に読み、本当に自分はそれに該当しているのかを確認しましょう。中には特定の国や地域の学生(中国人、北アメリカ地域出身の人、貧困国出身の学生のみ、などといった制約)や特定の学部(数学科志望の学生、ビジネス志望の学生などといった制約)を受験した人のみ応募可能なものも含まれているので注意しましょう。
自分の行きたい大学が海外留学生向けの奨学金制度を設けていない場合、大学側の奨学金以外にもBritish Council のIELTSやETSのTOEFLなど色々な団体が奨学金の案内を出しているのでそれらに募集してみるのもよいでしょう。
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