海外大学受験でユニークな点といったら、推薦文と成績表でしょう。アメリカはもちろん、カナダも、そしてイギリスも選考の際は、生徒の高校時代の成績や個性といったものを重視します。大学側は受験生の成績を見てその人が優秀で勤勉かを見、生徒の書いた自己推薦文に加え、先生の推薦文からその人が客観的にどう評価されているのかを知り、受験生を色々な視点から審査します。
イギリスは基本的に成績表、推薦文一つ、Personal Statement、そしてIELTSなどの英語能力の証明書があれば出願できるので、アメリカよりも書類準備の負担は軽いといえるでしょう。しかし、それらが完全に出揃わなければ受験ができません。出願の前に色々と準備し、確実に必要な書類をそろえましょう。
成績表の準備がおそらく一番手間がかかるステップだと思います。なぜならば、その学校の経済力やどれだけ「国際化」しているかによって楽にイギリスの大学出願の条件を満たした成績表が作れるか否かが決まるからです。
まず始めに自分の学校が英語の成績証明書を発行してくれるかを確認しましょう。それによって話が変わってきます。学校が留学生を輩出した経験があり、また外国人の先生などがいれば割と楽に済みます。
また、成績の10段階を5段階評価やGPAなどに換算するのも手間がかかってしまうかもしれません。一般的な基準はないので、先生方と相談して臨機応変に交渉してください。
イギリス大学受験の場合、推薦文は基本的に一通で大丈夫です。問題は誰に書いてもらうのかということですが、それは自分の一番身近にいて、親しい先生に書いてもらうといいでしょう。日本語で書いてくれた場合は翻訳業者、または知り合いなどを利用して英訳してもらいましょう。その場合は時間もかかるので、期日通りに提出できるよう、きちんとスケジュールを先生にも伝えた上で進めるように心がけましょう。
推薦の段階でアメリカ以上に「大学で何を学びたいか」が重要視されるようです。それもそのはずでイギリスの大学は願書を学部ごとに審査し、教養学部がなく、最初から専門的な内容しか教えません。それを伝えるためには一般的に以下のフォーマットが知られています:
文章全体で625 wordくらいが望ましいです。日本語にすると原稿用紙一枚半くらいだと思います。文章の配分としては
A)成績と学力においての他の生徒との比較。
(About 150 words about your academic results, placing you in context of your peers and briefly the standing of your school, and your predicted end results.)
B)志望する学部の授業を今後どれくらい続けられると思われるか(つまり授業について行ける保証)。学力上の個人の能力、強み。
(Then 325 words about your academic suitability for your chosen subject, your academic qualities and your strengths. Do not say negative things!)
C)対人関係について、課外活動での成果、興味や趣味など。
(Then 150 words about your character, interpersonal skills, extra-curricular abilities, interests and achievements, concluding with something like “I have great pleasure in recommending him without hesitation.)
が一般的だと言われます。しかし、決まりきったテンプレートもなく、推薦文だけで合否が決まるわけでもないので、細かいことにはそれほど気にする必要もないでしょう。
推薦状は学校の先生に書いてもらいました。僕の場合は僕の専攻の科目の先生と担任の先生に書いていただきました。UCASのみであれば一部でも十分でしょう。しかし、大学に直接出す場合、大学によっては複数必要のところもありますし、UCASでも規定の字数の範囲であれば複数の推薦状を載せることができます。
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