海外大学を受験するにあたって避けては通れないのが英語力テスト(IELTS・TOEFL)受験です。海外の大学を受験する際はそれらのテストの結果を大学に出さなければならず、その点数によって合否が左右されます。多くの大学は入学に必要な最低点をホームページで公開しているので、自分の志望校の点数を調べ、それ以上の点数を取れるように頑張りましょう!
イギリス留学の場合、必須なのはIELTSの点数です。TOEFLの点数は大学に英語力証明として提出するのは大丈夫ですが、2014年4月17より後のTOEFLの点数はイギリスのビザ申請に使えなくなったので(2014年7月現在の情報)、イギリス一本で考えている人はIELTS対策に専念することをおすすめします。
IELTSとはInternational English Language Systemの略で、英語熟練度を測定する英語検定の一つです。試験はAcademic Module(大学出願用のテスト)とGeneral Training Module(一般生活、仕事、移民用のテスト)の両方の種類がありますが、留学生が受けるのは前者のAcademic Moduleです。IELTSはもともと、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの大学出願のテストとして作られましたが、いまではアメリカでもIELTSによる英語力評価ができるようになってきています。
ここに、イギリスの主な大学が入学基準として設定している英語力を表にしておきましただし、大学の中には学部ごとやコースごとに数値を設定しているところがあり、年ごとに更新されるので、受験する前にしっかりと確認しましょう。
大学名 | IELTS score (TOEFL iBT score) | ||||
---|---|---|---|---|---|
Reading | Listening | Writing | Speaking | Overall | |
University of Oxford | 7.0 (24) | 7.0 (22) | 7.0 (24) | 7.0 (25) | 7.0 (110) |
University of Cambridge | 6.5 | 7.0 | 7.0 | 7.0 | 7.0 |
London School of Economics | 7 .0 (25) | 7.0 (25) | 7.0 (25) | 7.0 (25) | 7.0 (107) |
University of College London (文系) | 6.0 (24) | 6.0 (20) | 6.0 (24) | 6.0 (20) | 7.0 (100) |
University of College London (理系) | 6.0 (24) | 6 (20) | 6.0 (24) | 6.0 (20) | 6.5 (92) |
University of St. Andrews (Arts) | 6.0 (24) | 6 (20) | 6.0 (24) | 6.0 (20) | 7 (100) |
Imperial College London | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 6.5 |
Durham University | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 6.5 |
University of Sussex | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 6.5 |
University of Edinburgh | 5.5 (20) | 5.5 (20) | 5.5 (20) | 5.5 (20) | 6.5 (92) |
University of Leeds | 5.5 (20) | 5.5 (20) | 5.5 (21) | 5.5 (22) | 6.0 (87) |
University of Sheffield | 5.5 | 5.5 | 5.5 | 5.5 | 5.5 |
IETLSの過去問をamazonで購入し、解いていました。IETLSのリーディングセクションの問題は、実はNew York Timesなど英字新聞の記事を編集し、使っていると聞いたので、高校にある英字新聞を毎日三部読んでいました。わからない単語はその都度メモし、その日のうちに覚えてしまい、次の日に覚えているかどうかのテストを自分でしていました。毎日とにかく読む英文の量にこだわっていました。たくさんの英文に触れる事で、読むスピードをあげようと努力していました。その中でスキミングアンドスキャニングの能力が身に付いたと思います。
沢山英語で文章を読むことをしました。僕は語彙力を増やすことに苦労していたので(今でも苦労していますが)、単語帳の日本語と英語の一対一対応の英語の覚え方よりも本を読むことを通して得られる英語を英語の中で覚えるという方法をとりました。こうすれば、わざわざ日本語を思い出せなくてもあの時あの本でこんな風に使ってたなー、みたいに具体的な意味まで分からなくてもIELTSの課題文が読めるぐらいの語彙力は増やすことができました。
リスニングの勉強として、可能な限りずっと英文を聞いていました。例えば登下校の時、お風呂に入るとき、授業の合間などです。とにかく英語のリズムに耳を慣らそうと思っていました。教材は、IETLSの過去問、TOEFL、センター英語のリスニング教材など様々なレベル、スピードのものを使っていました。それとは別に毎日TEDのスピーチを3つディクテーションしていまいました。全部聞き取れるまでやっていました。これは頭の中の間違っている発音を、正しい発音に矯正するためです。
スピーキングは学校にいる外国人講師と毎放課後最低一時間は話していました。また英語の先生と話すときは英語で話す決まりにしていました。ディクテーションで使ったTEDの教材も、一度は必ずスピーチの後にシャドーウィングをしていました。リスニングをしているときも出来る限り声に出してシャドーウィングしていました。とにかくこれも量を重視していました。
ライティングは一番苦労したセクションです。勉強法は大きく分けて3つあります。
① ライティングのルールを学ぶ
日本の高校ではなかなか教えてくれませんが、英語のエッセイを書くときにはたくさんのルールがあります。例えばイントロダクションの始め方だったり、コンクルージョンでの終わり方だったり。そんなことは全く知らなかったので、まずはそのルールの勉強をしました。イギリスで中学生が使うようなライティングの教科書をamazonで購入してそれを読んでいました。またアメリカ人の外国人講師にエッセイの書き方をみっちり教えてもらいました。
② 正しい英語をインプットする
僕たちが日常で使っている英語とは違い、エッセイではアカデミック英語が求められます。またイギリス英語で好まれる単語・表現などもあります。それも全く知らなかったので、それも勉強しました。基本的にはセンターレベルの単語帳から初めて、IETLSの過去問を全文丸写しして、その中で「あ、この単語前にも見たな」ってものおそらく好まれている者だろうと思って、使うようにしていました。
③ 幅広い知識を入れる
エッセイの質問は自分の意見を求められるのがほとんどです。例えば「小学生に携帯電話を持たせるべきかどうか」などです。これには携帯電話のメリット・デメリットを書かなければいけません。この他にも体罰の是非なども問われます。アイデアが出てこないとかけない者あるので、毎日新聞を三社分(朝日、日経、中日)を読んでいました。他にも、大学の小論文対策の本なども読みました。
これら3つの勉強方法を踏まえて、あとはエッセイを書いて書いて書きまくりました。毎日150字のエッセイを1つ、250字のエッセイを2つ書いて、英語の先生に毎朝提出しました。そして昼休みや放課後を利用して、添削してもらい、指導してもらいました。家に帰って、その添削してもらったのをもう一度書き直しました。そしてその日の分のエッセイに取り組んでいました。
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